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<看護師の仕事>有料老人ホームの看護師の仕事って?

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有料老人ホームは、年々増加傾向にあり、転職を検討している看護師の皆さんなら、看護師の求人に有料老人ホームが多いことはすでにご存じだと思います。中でも、結婚や出産などでブランクのある看護師が復職する場としても注目を集めているようです。

しかし実際有料老人ホームと言っても、本当に様々なタイプや目的の施設があります。今回は、看護師が転職活動をする際の選択肢のひとつとして考えてみたい有料老人ホームについて紹介していきます。

有料老人ホームってどんな施設なの?

有料老人ホームは、特養施設や老健施設とは違い、主に民間企業が運営している施設です。有料老人ホームは入居者にとって「住まい=生活の場」であるため、そこで快適に生活できるための様々な支援が行われています。

おもに「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」の3つのタイプがあります。入居者もそれぞれの施設ごとで大きく異なり、要介護の人は全く受け入れない自立の方を対象とした施設から、重介護や看取りの方まで対応する医療ケアが充実している施設もあります。

また地域や施設によっては、利用者の入居の費用もかなり驚くほど高額な施設もあり、よほどの資産がなければ入ることができない施設もあります。その一方で、近年では安い費用で入居が可能な施設など、様々なニーズに対応しているところも増えています。

有料老人ホームの看護師の仕事内容や役割

有料老人ホームで働く看護師に、まず求められるのは入居者の健康管理全般です。 有料老人ホームでは医師の配置は義務づけられておらず、入居者の日々の健康をしっかり確認する役割を医療職である看護師が担うことになります。

もちろん施設や入居者の状態によっては、日常の服薬管理のほか、必要な医療処置や緊急時のスムーズな対応等を行う必要もあります。また入居者の生活の場である有料老人ホームでは、医療的な業務だけではなく介護業務も行うことも多いようです。

有料老人ホームで働くメリット・デメリットとは?

看護師にとって、有料老人ホームという職場にも、メリットもデメリットがあると言われています。一般的なものを紹介します。

◎有料老人ホームで働くメリットは?

  • 夜勤や残業がないので、ライフスタイルに合わせた働き方ができる ・家庭・子育てが両立しやすい
  • 病院や特養などに比べ、医療処置も少ない
  • 体力的には楽
  • 急性期の病棟と違い、時間に追われることががないので精神的に楽
  • 入居者とゆっくり関わることができる
  • 看取りもしているところだと、病院とはまた違うターミナルケアが学べる 

◎有料老人ホームで働くデメリットは?

  • 介護職の人手不足もあり、看護業務だけでなく介護業務を担うことも多い
  • 医師が常駐していないので緊急対応等の責任が重い
  • 看護師が少ない職場だけに、様々な面でプレッシャーがある
  • コールが頻回だったり、夜勤もあるところだと大変
  • 一緒に働く介護士との距離感が難しい

このように、治療の場である一般的な病院の看護師に比べると、業務の負担が少ないことがメリットになっている一方で、医療関係者が少ない職場だからこそのデメリットもあるようですね。

まとめ

有料老人ホームで働く看護師には「入居者の暮らしを支援する」という大切な役割があると同時に、医療職としての視点から幅広いサポートが求められます。様々なタイプや目的の有料老人ホームがありますが、基本、快適な生活や環境を提供することは、どのホームにも共通していると言えます。

その中で一人ひとりの入居者が、少しでも楽しみや生きがいを見つけその人らしい生活が送るために、今まで病院等で培った看護の知識や経験を活かしていけるのではないでしょうか。

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