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<看護師の仕事>介護老人保健施設の看護師の仕事って?

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結婚や子育てなどを機に、しばらくブランク期間があった看護師の中には、また以前の忙しい職場に復帰できるどうか不安になっている人もいるのではないでしょうか。

忙しい病院に復帰するのは正直もう無理かも・・・と考えている人のために、看護師が働く職場が様々ある中でも、今回は介護老人保健施設(老健)を紹介します。

「老健」という言葉はよく聞くけれど、実際とはどのような施設なのかを知る機会にしてもらえたらと思います。

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介護老人保健施設ってどんな施設なの?

一般的に「老健」と呼ばれている施設は、正式には「介護老人保健施設」のことを略して言っています。 老健は、病院と在宅の中間施設として位置づけられ、要介護1以上の介護認定を受けている高齢者が、在宅復帰を目指すリハビリを目的とした施設です。

病院で治療が終了し、退院できるようになったものの、様々な事情により退院後、すぐに在宅復帰するのが困難な場合などには、ここに入所して在宅に戻るためのリハビリが行われます。

またその反対に、在宅生活している高齢者が、リハビリ目的として入所する場合もあります。あくまでも入所期間には限度(原則3カ月)があり、特養施設のように終身で入居できる施設とは、その目的が大きく違います。

しかし施設によっては、特養入所待ちの期間を在宅で生活することができない・・老健に入所しリハビリをしても、退所後家に帰れる見込みがない・・・などの様々な事情により、老健本来の目的とは違う理由で長期入所している人も多い現状もあります。

介護老人保健施設の看護師の仕事内容や役割

老健で働く看護師の仕事は、その施設ごとに違いはありますが、基本的には入所者の日々の健康管理等にかかわるすべてを担います。 具体的な仕事内容としては、バイタルチェックや服薬管理、医療処置、通院同行などの入所者の体調管理全般や異常の早期発見等の他に、介護職員とともに介護業務を担う場合も多々あります。

また老健では看護師は24時間配置することが義務付けられているため夜勤もあります。夜間には医師も不在となるため、入所者の体調が急変時には対応することも求められます。 あくまでも老健は、医療中心の病院とは違い、生活が主体となります。

介護老人保健施設で働くメリット・デメリットとは?

看護師にとって、介護老人保健施設にも、メリットもデメリットがあると言われています。一般的な意見を紹介します。

◎介護老人保健施設で働くメリットは?

  • 病院に比べて医療行為が少ない
  • 勤務時間が決まっていて、病院に比べ残業も少ないので子育て中でも働ける
  • 病院とは違い病状が落ち着いている人が多い(そういう意味では夜勤対応の負担は少ない)
  • 夜勤専従や、日勤専従の働き方も可能な施設もあり、ライフスタイルに合わせて働くことも可能

◎介護老人保健施設で働くデメリットは?

  • 看護師も入所者の介護業務に関わることが多い ・夜間帯は医師が不在なため、入所者の急変時の対応が求められる
  • 夜勤回数が多いわりに、病院より給与が低い ・施設の年間行事などにも協力、参加を強制される
  • 介護職やPT・STなどの他の専門職が多く働く職場のため、人間関係を築くのが難しい

これを見てもわかるように、老健にはデメリットもありますが、多忙で時間に追われる病院勤務に不安を持つ人の復職に向いていることがわかります。

まとめ

老健は病院に比べると医療行為も少な>く、ブランクのある看護師にとって働きやすい職場だと言われています。

また看護師は、夜勤の配置も義務付けられてはいますが、実際のところ子育て世代の看護師の中には、日勤帯のみで働く人も多いようです。確かに他職種との人間関係も業務上重要ですが、コミュニケ―ンの大切さは老健に限らずどこの職場にも必要なことです。

もし今、以前のような忙しい職場に復帰できるどうか不安になっている人や、一度看護師の仕事や働き方を見直してみたいと思っている人には、老健で働くという選択肢があっても良いのではないでしょうか。

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看護師の髪型や髪色ってどこまでセーフ?

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「看護師だってもっとおしゃれを楽しみたい!」そう思っている皆さんはたくさんいますよね。実際私の知っている看護師の中にも、普段病院内で働いている姿からはとても想像がつかないくらい、プライベートでは長い黒髪をなびかせ流行のファッションを楽しんでいる人もいます。

看護師が働くうえで、どのような髪形をしたらいいのか、またどの程度の髪色までならいいのかなど、色々と気になる人もいることでしょう。特におしゃれに関心のある看護師であればなおさらのこと・・・今回は、そんな看護師の髪型や髪色などにについて考えてみたいと思います。

看護師が身だしなみに注意しなければいけない理由

看護師が働く職場は、赤ちゃんから高齢者まで幅広い年代の患者さんが治療のために入院・通院する病院や、介護や支援が必要な高齢者が利用する施設やサービスなどが主になります。

看護師が日頃関わる人は、一般の人よりも健康面で不安を抱えている人が多いだけに、自分が感染源にならないよう、衛生面には十分な配慮が必要であることは当然のことです。しかしそれと同時に、患者さんや高齢の利用者さんに不快感を与えないための清潔感も求められます。もちろんその中には、髪型や髪色も含まれてくるでしょう。

髪型はどこまで許されるの?

基本的に髪型に関して厳しい規則がある職場は少ないようですが、清潔感を保ちながらいかに仕事の邪魔にならないようにするかが大切です。たとえば髪が長い人は、後ろで1つに束ねたりお団子を作ってまとめておく、また短い人は、髪が顔にまつわりつかない程度に耳にかけたり、ピンなどで止めている人が多いです。髪型に関しては、患者さんや利用者さんに不快感を与えないよう配慮されていれば、厳しく言われることもないようです。

髪色はどこまで許されるの?

髪色に関しては、看護師業界ではなくても意見が分かれるところですが、基本的には髪型と同様、患者さんや高齢の利用者さんにとって、不快感を与えない、清潔感のある髪色であるかどうかといったところでしょうか。最近では、若い看護師がおしゃれ染めをするだけでなく、白髪染めをしている看護師もいるため、その髪色も様々です。

たとえば誰が見ても金髪で、明らかに派手な髪色だと言うようであればこれはまずいと判断ができますが、少し明るいかなと思う程度の髪色であれば大丈夫なの?もう少し明るくしたいけれど、これ以上明るくすると不快な印象を与えるかな?などと色々迷う人も増えています。髪色に関しても、大切な身だしなみのひとつなので、もし心配であればよりダークな髪色をお勧めします。

気をつけるのは髪型や髪色ばかりじゃない・・・・・・

前述にもあるように、看護師の仕事は、病院や高齢者の多い施設での看護をすることが仕事なだけに、衛生面はもちろん清潔感が求められます。そのため髪型や髪色だけでなく、それ以外にもこんなことにも気をつけておきたいということが色々ありますので、少し紹介しておきます。

看護師の場合、患者さんや介護する利用者さんのケアに支障が出ることもあるため、仕事中にアクセサリー類を身につけるのは控えましょう。また今流行しているネイルアートなども、衛生面や業務に影響があるため、爪は短く切っておくことが大切です。逆にメイクは、健康的に見えるナチュラルメイク程度は、常に身だしなみとしてしておきましょう。

まとめ

「人は見た目じゃない!」とよく言う人もいますが、やはり第一印象は大事だと思います。特に専門職である看護師は、どんなにしっかりと仕事ができる人であっても、身だしなみがしっかりできていなければ、あまり良い印象を持たれないかもしれませんね。

髪型や髪色に関しても、どこまでがセーフなのかと言う問題ではなく、常に清潔感を心がけながら身だしなみに注意しておくことが大切です。もしおしゃれに関心のある人であれば、仕事という制約のある中でもできるおしゃれを考えてみましょう。そして逆にプライベートでは存分におしゃれを楽しみましょう。

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kizart.hatenablog.jp

<看護師の仕事>有料老人ホームの看護師の仕事って?

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有料老人ホームは、年々増加傾向にあり、転職を検討している看護師の皆さんなら、看護師の求人に有料老人ホームが多いことはすでにご存じだと思います。中でも、結婚や出産などでブランクのある看護師が復職する場としても注目を集めているようです。

しかし実際有料老人ホームと言っても、本当に様々なタイプや目的の施設があります。今回は、看護師が転職活動をする際の選択肢のひとつとして考えてみたい有料老人ホームについて紹介していきます。

有料老人ホームってどんな施設なの?

有料老人ホームは、特養施設や老健施設とは違い、主に民間企業が運営している施設です。有料老人ホームは入居者にとって「住まい=生活の場」であるため、そこで快適に生活できるための様々な支援が行われています。

おもに「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」の3つのタイプがあります。入居者もそれぞれの施設ごとで大きく異なり、要介護の人は全く受け入れない自立の方を対象とした施設から、重介護や看取りの方まで対応する医療ケアが充実している施設もあります。

また地域や施設によっては、利用者の入居の費用もかなり驚くほど高額な施設もあり、よほどの資産がなければ入ることができない施設もあります。その一方で、近年では安い費用で入居が可能な施設など、様々なニーズに対応しているところも増えています。

有料老人ホームの看護師の仕事内容や役割

有料老人ホームで働く看護師に、まず求められるのは入居者の健康管理全般です。 有料老人ホームでは医師の配置は義務づけられておらず、入居者の日々の健康をしっかり確認する役割を医療職である看護師が担うことになります。

もちろん施設や入居者の状態によっては、日常の服薬管理のほか、必要な医療処置や緊急時のスムーズな対応等を行う必要もあります。また入居者の生活の場である有料老人ホームでは、医療的な業務だけではなく介護業務も行うことも多いようです。

有料老人ホームで働くメリット・デメリットとは?

看護師にとって、有料老人ホームという職場にも、メリットもデメリットがあると言われています。一般的なものを紹介します。

◎有料老人ホームで働くメリットは?

  • 夜勤や残業がないので、ライフスタイルに合わせた働き方ができる ・家庭・子育てが両立しやすい
  • 病院や特養などに比べ、医療処置も少ない
  • 体力的には楽
  • 急性期の病棟と違い、時間に追われることががないので精神的に楽
  • 入居者とゆっくり関わることができる
  • 看取りもしているところだと、病院とはまた違うターミナルケアが学べる 

◎有料老人ホームで働くデメリットは?

  • 介護職の人手不足もあり、看護業務だけでなく介護業務を担うことも多い
  • 医師が常駐していないので緊急対応等の責任が重い
  • 看護師が少ない職場だけに、様々な面でプレッシャーがある
  • コールが頻回だったり、夜勤もあるところだと大変
  • 一緒に働く介護士との距離感が難しい

このように、治療の場である一般的な病院の看護師に比べると、業務の負担が少ないことがメリットになっている一方で、医療関係者が少ない職場だからこそのデメリットもあるようですね。

まとめ

有料老人ホームで働く看護師には「入居者の暮らしを支援する」という大切な役割があると同時に、医療職としての視点から幅広いサポートが求められます。様々なタイプや目的の有料老人ホームがありますが、基本、快適な生活や環境を提供することは、どのホームにも共通していると言えます。

その中で一人ひとりの入居者が、少しでも楽しみや生きがいを見つけその人らしい生活が送るために、今まで病院等で培った看護の知識や経験を活かしていけるのではないでしょうか。

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<看護師の仕事>デイサービスの仕事って楽?どんな役割があるの?

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この記事を読んでいる看護師の皆さんの中にも、今までずっと病院の看護師として働いてきたけれど、転職を機に病院以外の違う職場で働いてみたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

もちろん実際に、結婚や出産、育児や介護などを経て、再び看護師として働きたいと考えている人の中には、自分の生活に合わせた働き方ができる職場を探す人も増えています。

近年、看護師の働く職場は病院以外にも様々な場所があります。今回は、その中でも近年ニーズが増え続けているデイサービスの仕事や役割について紹介していきます。

介護サービスの中で、看護師のニーズが増えている理由

深刻な高齢化社会を迎えている日本では、それに伴い様々な介護施設や介護サービスが増えてきています。またこのような介護施設や介護サービスの中では、看護師の配置が義務づけられている所が多くあるため、現場では、どうしても看護師が必要な状況になっています。しかし看護師の人手不足の問題はよく話題にあがるように、介護の現場や病院等に限らず、日常どこでも同じような問題が起きています。

こうした中、結婚や子育てなどでブランクがある看護師が、比較的スムーズに復帰することができる職場としてデイサービスがあげられます。実際デイサービスで働いている看護師には、子育てがひと段落した40~50代、またそれ以上 の年齢層の人も多く働いています。

デイサービスの看護師の仕事や役割って?

デイサービスは、介護保険サービスのひとつで、介護を必要としている利用者さんが日帰りで通い、食事や入浴など日常生活上の介護や機能訓練などのサービスを受ける日帰りのサービスです。その中で、看護師の主な業務は利用者さんの健康管理に関することです。

デイサービスを利用している利用者さんの一人ひとりのバイタル(脈拍・呼吸・血圧・体温)をチェックし、顔色や様子などを観察します。一般的にデイサービスの看護師業務は、病院に比べ、医療行為は少ないです。(内服管理や軟膏や湿布塗布・褥瘡の処置等程度)

しかし看護師が1名体制というところが多く、唯一の医療職として「この利用者さん、ちょっと様子がおかしいな」という気づきが、とても重要な役割になってくるとも言えるでしょう。それだけに介護職員さんやその他の職員さんなどと協力しあいながら、働くことが求められます。

デイサービスで働くメリット・デメリットとは?

看護師にとって、デイサービスという職場は、メリットもデメリットも多いと言われています。実際にデイサービスで働いたことのある看護師たちに話を聞いてみました。

◎デイサービスで働くメリットは?

  • 病院勤務と違い、夜勤や早番・遅番等の不定期な勤務がなく、勤務時間が一定なので規則的な生活が送れる
  • 日、祝日がお休みの場合が多いので、小さい子どもがいても働きやすい
  • 重介護を行う機会が少ないので、腰痛の持病があっても働ける
  • ナースコールに追われることなく、じっくり利用者さんと向き合える
  • 身体的精神的な負担も少なく、体力的にも楽
  • 医療行為が少ない
  • 病院勤務では学べない利用者さんの「普段の生活」を知ることができる
  • じっくりと利用者さんや家族と関わることができる 

◎デイサービスで働くデメリットは?

  • 夜勤なく残業等も少ない分、病院や介護施設(夜勤のある)よりも給与は低い
  • 医療職が自分ひとりのため、責任やプレッシャーを感じることが多い
  • 介護職の人手が足りない現場が多く、手が足りない場合にはもちろん介護も担うことが多くある
  • 介護職との線引きが難しく、介護業務を行なうことも多く、結果として自分の業務量が多くなってしまうこともある
  • 介護職や他の職種との人間関係で悩むこともある(介護職との人間関係に疲れてしまう)
  • 介護職と医療職との間で、お互いの専門領域が違いによる意見の相違によりギクシャクすることも多い
  • 人前で何かをするのが苦手な人にとって、デイサービスはレクレーションや活動に参加する機会も多いため働きにくい

このように、デイサービスで働くメリット、デメリットには様々なものがあります。もちろん働く職場によっても違いはあるので、もしメリットよりもデメリットの方が気になるという人は、転職活動の際には、十分時間をかけて情報収集することをお勧めします。

まとめ

これまで病院勤務をしていた看護師からは「デイサービスの仕事は楽に働けるけれど、物足りない・・・」という声も多く聞きます。確かに病院勤務のように、看護師としてバリバリ働ける場所ではないかもしれませんが、その専門職を活かし、自分のライフスタイルに合わせた働き方をしたいという人には適しているかもしれません。

デイサービスの経験も決して無駄になることはありません。病院勤務を通して学んできたことを、病院以外の職場で活かせるように、デイサービスの職場での経験も必ずまた役に立ちます。デイサービスを通じて、病院に入院や通院をされている患者さんが「普段どのような生活を送り今があるのか・・・」を知るキッカケにもなると思います。

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<看護師の仕事>訪問入浴って単発でもできる?どんなことやるの?

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看護師が働く職場のひとつに、訪問入浴というサービスがあります。派遣の仕事を検討したことのある看護師の皆さんであれば、訪問入浴の看護師の求人が多いのに驚いた人もいるかと思います。

しかし訪問入浴とは、実際にどのような仕事なのでしょうか。今回は訪問入浴についてお伝えします。

訪問入浴ってどんな仕事なの?

訪問入浴とは、様々な事情により自宅の浴槽に入ることが難しい人、また入浴介助の負担が大きく定期的に入浴をすることができない人の自宅を訪問し、入浴サービスを提供する介護保険のサービスです。移動式の浴槽を積んだ車に、介護職員とともに乗りこみ、その日のスケージュールに合わせ、数件程度訪問します。

訪問先に到着したら、介護職員が室内に浴槽を運び、セッティングしている間に看護師はバイタルをチェックします。その日の入浴が可能かどうかは、利用者さんやその家族からも話を聴きながらしっかりと体調等を確認し判断するのも看護師の役割です。

高齢者や病状の重い利用者さんにとって入浴は、身体への負担も大きいため、利用者のその日の状態によっては入浴を見合わせる場合もあります。実際の入浴の対応をするのは介護職員が中心ですが、看護師も洗体や洗髪といった仕事を補助することが多いようです。

そして入浴後介護職員が浴槽などの片づけを行っている間に、看護師が水分補給や必要に応じて簡単な医療処置等を行い、更衣介助をしていきます。そこで入浴後の体調の変化等の有無も確認し記録をします。

万が一、何らかの体調等の変化が見られた時には、事業所や利用者さんの担当ケアマネに報告を入れることもあります。1件あたりのサービスの時間がほぼ決まっているため、その日のスケジュールに合わせて次の訪問先にまた車で移動をします。訪問入浴の流れはこの繰り返しの仕事になります。

訪問入浴の仕事のメリット・デメリットを考えてみた

訪問入浴の事業所で働いた経験のある看護師に、訪問入浴の仕事のメリット・デメリットについて聞いてみました。

◎訪問入浴のメリット

・勤務時間が決まっており、残業がほとんどない

・バイタルチェックの業務が中心なので、仕事の内容に不安なく働ける

・仕事の負担が少ないので、ほかの仕事の合間に働くこともできる

・入浴サービスを受ける利用者さんやその家族の喜ぶ顔が見られる

◎訪問入浴のデメリット

・夏場の入浴介助は厳しい(冷房のない家もある)

・利用者さんの家で行うサービスなので、気を遣うことも多い

・車での移動の連続なので、あわただしく感じることも・・・ ・医療依存度の高い人やターミナルの人も増えてきているため、医療関係者として責任の重さを感じることも増えている

・介護職とチームを組み動くため、その日のメンバーによりやりにくいこともある

・職場内の介護職との人間関係について悩むこともある

単発でもできる仕事なの?

訪問看護師の求人には、週に1回~勤務可や単発の派遣の求人なども多くあります。実際に他で働いている人が、自分の休日を利用して訪問入浴の看護師として働いている人もいます。

訪問入浴の業務自体が、負担が少なく、時給もよいため、ダブルワークをするには、魅力的だと考える人も少なくないようです。何よりも単発なので、人間関係等を引きずることなく割り切って働けるのではないでしょうか。

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まとめ

訪問入浴は、自宅でお風呂に入ることができない利用者さんが、安全にまた安心して入浴ができるサービスです。近年、在宅でも医療依存度の高い人やターミナルの人が増えてきているため、訪問入浴の役割もますます重要になってきています。

看護師と介護職員がチームを組んで入浴介助をすることで、日頃から介護をしている介護者の負担も大きく軽減されることでしょう。毎回訪問入浴の日を心待ちにしている利用者さんがいること・・・気持ち良さそうに入浴サービスを受け「ありがとう」と喜んで下さること ・・・これは訪問入浴の魅力ですね。

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看護師が妊娠しても働きやすい職場ってある?

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女性が社会で活躍する時代、結婚し妊娠しても、また出産後子どもがいても働きやすい職場が増えてほしいと願うのは看護師だけではありません。そういう話はどこの職場にでもあることです。

特に看護師という重労働が多い職場で働く看護師さんにとって、妊娠したら仕事を続けるかどうか悩むところだと思います。実際に看護師が退職する理由にも、妊娠が多くあげられていると聞きます。

今回は、看護師の皆さんが妊娠しても働きやすい職場があるのかをまとめてみました。

もし職場の同僚が妊娠したら・・・

一般的には、一緒に働いている同僚が妊娠すれば、それは喜ぶべきことですよね。もちろん看護師が働く職場でも同じです。しかし、実際にはそう手放しで喜べない現状もそこにはあるようです。友人の看護師がこんな話をしてくれました。

「若い看護師が多く働く自分の職場では、結婚し妊娠・・そして出産後、育児との両立をしながら頑張って働いている人もいる。おめでたいことではあるのだけれど、妊婦さんがいる職場では、業務の中でカバーすることも多くなり、一緒に働く看護師達の負担は明らかに増えてはくるのは事実。

妊娠しても働き続けることができる職場は確かにあるとは思うけれど、そこには職場内の人間関係や諸事情もあって、何とも言えないところかな・・・」きっと皆さんの中にも、実際に色々な経験をし、思い当たることもあるのではないでしょうか。

妊娠し看護師を続けるのは、そんなに大変なこと?

妊娠しても「産前産後休暇」や「育児休暇」利用しながら働き続けたいと思っていたとしても、妊娠中には自分が思っていた以上の体調の変化や心身への負担があります。 たとえば代表的なものとして

  • つわりの時期には、何気ない臭いにも敏感に反応し、頻繁に吐き気に悩まされる
  • 交通機関を利用しての通勤やラッシュの車内が厳しくなる
  • 身体がだるく疲れやすい
  • 重いものが持てなくなり、動さも緩慢になる
  • 病院等では感染症にかかる可能性がある
  • ホルモンのバランスなどで、精神的に不安定になることもある

などのように、様々な症状が出てくることが考えられます。もし身近に妊娠中も働いていた人がいれば、その様子を見たり、その人からアドバイスをもらったりするのも良いでしょう。

もちろん個人差もあり全くそんな症状は出なかったという人もいるため、一概には言えませんが、こうした状況も考えながら仕事を続けるのかを考えていくことも大切です。

結婚や妊娠をしても働ける職場を選ぶ

妊娠しても今の職場で働き続ける場合、職場によっては夜勤や早番、遅番等をなくしてもらえたり、配属の科を変えてもらうなど配慮してもらえる所もあるようです。また思い切って、妊娠を機に夜勤がない身体に負担が少ない勤務先に転職をする方法もあります。しかし妊娠してからの転職は、あまりお勧めはできません。

そう考えると、結婚を機会に、一度自分が今働いている職場が、妊娠をしても働ける職場なのかどうかを振り返ってみることも大切です。日頃から職場内でサポートできる体制が整っているかなども意識しながら、必要に応じ、妊娠・出産も視野に入れた転職活動も検討しておきましょう。

もし、妊娠・出産の可能性を考えているのであれば、

  • 自宅に近く、通いやすいかどうか
  • 残業や夜勤がないか
  • 働き方やシフト面にも柔軟に対応してもらえるか
  • できれば託児所や保育所がある職場

など、子どもを産んでからも働きやすい環境の職場を選ぶことも、継続して働いていくためには重要ですね。

まとめ

妊娠しても働きやすい職場はあるとは思いますが、それこそ、その職場で働く人々の人間性にもかかってくると思います。今この記事を読んでいる看護師の皆さんの中には「自分は妊娠しても頑張って働いている!(働いていた)」という人もいることでしょう。

しかし、きっとそのまわりには、あなたの業務をカバーしてくれたり色々な面で支えてくれている人がいるということでもあります。自分がしてもらっていることに感謝しているのであれば、職場で同じ立場の看護師ができた時には、今度は気持ちよくフォローしてあげられることでしょう。

看護師が嫌だと感じる仕事内容は?

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自分で選んだ看護師の道。それなのに仕事の中で、どうしても好きになれない・・・苦手意識が抜けない・・・嫌だと感じていることが、きっとあなたにもあるはず。

ベテラン看護師として働く友人に、その話をしたところ「私なんか挙げたらキリがないわ!」と笑って返されました。

でも実際のところ、笑ってすまされるような人ばかりではないですよね。今回は、看護師の皆さんが嫌だと感じている仕事内容についてまとめてみました。

その仕事内容が嫌になる理由の裏にあるもの

看護師として働いている人なら、きっとわかると思います。確かにその仕事の内容が単純に苦手なので嫌だということもあるでしょう。しかしそればかりではなく、その仕事が嫌になる原因には、人間関係や環境なども大きく影響しているようです。たとえば、とても人間関係や職場の雰囲気が良ければ、どんなに苦手な仕事でも乗り切れるということもあるでしょう。

その一方で、人間関係や職場の雰囲気が悪ければ、何をするのも嫌になってしまうこともあるかもしれません。では具体的にどういったことで、看護師が嫌になっているのかを実際に聞いた話をもとに紹介しましょう。

なかなか苦手意識が抜けないこと

新人看護師の頃から、今でもこれだけは苦手だとしていることとしては次のようなものがあげられました。

・注射・採血が苦手 ⇒検査のための採血や注射が多い職場なのに何年経っても注射には常に苦手意識がある。特に血管がわかりづらい人の採血時には常に緊張の極限状態。注射の頻度が少ない職場への転職も検討している。(クリニックの看護師)

・オムツ交換 ⇒看護師として初めて就職した職場は、寝たきりの高齢の入院患者さんが多い病院。そのため毎日オムツ交換の業務が非常に多く、それが大の苦手な私は、とにかく我慢をしながらの日々だった。いつかは慣れるとしばらく頑張ってはみたものの、生理的にどうしても受け入れることができず、オムツ交換のほとんどない外来の病院に転職をした。(個人病院看護師)

・入浴介助 ⇒3年間リハビリ病院でパート勤務しているが、自分の業務は入浴介助専属。はじめのうちは無我夢中でやっていたが、最近は腰痛も悪化し本当に身体に堪える。看護師の資格を持ちながら、他の看護業務はほとんどなく、やりがいを感じることなく日々過ごしている。(リハビリ病院看護師)

・記録を書くこと ⇒もともと文章を書くのが大の苦手。特に看護の記録は、職場によって違いやルールがあるためとても大変。だらだら書かずにもっと端的に書くよう毎回指導されるのがとても苦痛。(施設看護師)

このように苦手なもの(苦手意識のあるもの)については、慣れれば克服できるというものばかりではないのかもしれません。

人間関係に関わること

看護師は人と関わることが多い仕事のため、人間関係にまつわることで嫌だと感じることも少なくないようです。

・怖い先輩や仲の悪い人と勤務がかぶった日の業務 ⇒看護師は交代勤務やシフト制で働くことが多いため、その日一緒に働くメンバーによっては、1日とても仕事がやりづらいこともある。(病棟看護師)

・利用者さんの家族への対応 ⇒年々介護施設でも、介護サービスや医療ニーズなど家族から要求されるレベルが高くなってきている。家族に介護や医療方針について説明をしても、なかなか伝わらない時には、力不足を感じてしまう。(施設看護師)

・クレーム対応 ⇒訪問看護は、利用者さんの自宅の中での業務なので、良かれと思って使う言葉遣いが、逆にクレームにつながるケースもある。「馴れ馴れしい口調で話をされた・・・子どもを扱うような言葉使いが不快」とのクレームが入り、担当を交代したケースも少なくない。(訪問看護師)

・申し送り ⇒毎日の申し送りは常に緊張する。うまく申し送る内容を伝えられないでいると「そんなんじゃわからないでしょ!」と怒られたり、先輩看護師にあれやこれや質問されたり苦痛でしかない。特に自分が苦手な看護師に申し送りをする時には最悪。(病棟の新人看護師)

人間関係やコミュニケーションに関わることは、どんな仕事にもつきものですが、看護師も、それが原因でストレスを抱え辞める人も多いようです。

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その他

苦手なことや人間関係に関わること以外にも、こんな「嫌だ」の声もありました。

・勉強会や委員会への出席が嫌だ ⇒もともと勤務時間内に勉強会や委員会などを設定するのが無理な職場なので、いつも残業か休日に出勤となる。基本夜勤以外全員出勤が原則とされているので、休みの日に出て来るともう休みが休みでなくなる気分。(老健看護師)

・夜勤が嫌だ ⇒夜勤はどうしても生活リズムが崩れるため、疲労もたまりやすく年々厳しくなってきている。患者さんの夜勤時の急変や緊急対応の緊張感も半端ない。まして嫌いなメンバーとの夜勤は最悪の気分(病棟看護師)

・緊急対応、救急搬送が嫌だ ⇒看護師が少ないデイサービスでは、利用者さんの病状が急変したり緊急時には、看護師のとっさの判断が求められることがよくある。高齢の利用者さんばかりなので当たり前のことではあるものの、責任を負わされることにしんどいさを感じることもある。(デイ看護師)

・行事やイベントが嫌だ ⇒介護施設では、年間に組み込まれている行事やイベントが多く、その度に看護師にも役割が持たせられ参加させられることに毎回苦痛を感じている。(特養看護師)

近年、看護師の働く職場は病院以外にも多くあり、それぞれの職場でまた抱えることも様々違いがあるようです。

まとめ

看護師の皆さんの中には、この記事を読んで「自分もそうだ・・・よくわかる・・・」と感じた人もいるのではないでしょうか。「苦手」だとか「嫌だ」と思っていることには、きっと共通する部分も多くあると思います。

それでも職員同士の助け合いがあったり、人間関係が良い職場であれば救われますが、そうでない場所でストレスを抱えながら仕事をしているようであれば、思い切って転職を検討するのも一つの手段だと考えます。

苦手なことを無理して行ったり、嫌だと思いながらやることが、結果として患者さんや利用者さんにも影響することもあります。看護師の働く場所は様々あるため、無理をせず自分にあった職場を見つけるのも良いでしょう。

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