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看護師が避けて通りたい就職先、転職先って?

f:id:gachiribito:20181127131923j:plain看護師が資格を活かして働くことのできる職場は、近年どんどん増えています。特に高齢化が進む日本では、医療の分野だけではなく、様々な分野において看護師の需要が増えてきています。たくさんの選択肢があるのは良いのですが、それだけに就職先や転職先選びも、とても難しいですよね。

今この記事を読んでいる皆さんの中には、これから就職先や転職先を探すという人もいるのではないでしょうか。みな「ブラック」と呼ばれる職場だけは、避けたいと思っていても、実際それをどのようにして見分けたらよいのでしょうか。

今回は看護師さんが就職活動や転職活動をするときに、絶対知っておきたいポイントをお伝えしたいと思います。

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日頃の看護師の職場の不満

病院など人手不足の続く看護の現場では、日々業務に追われ、心身ともにハードな仕事であることは確かです。そのため職場によっては労働時間が長かったり、休日がなかなか取れなかったり、シフトに余裕がないため、なかなか自分自身がゆとりを持って働くことができないという不満が多く聞かれます。

中には、時間外手当や残業代がまともに出ないという所で働く看護師もいて、せっかく看護師という仕事に就いても転職をしてしまう人が多い職種でもあるのです。ではこれから求職活動をする皆さんは、求人票などどんなところに注意したらよいのでしょうか?

ずっと募集がかかっている

よく同じ職場の求人が、ずっと出ていることに気づくことはありませんか。 長期に渡り、同じ求人募集が出ているこもあるため注意が必要です。採用してもなかなか定着しなかったり、職員がどんどん辞めていくため、採用しても採用しても、いつも人が足りていない状態ということも考えられるからです。

看護師の職場で、常に人手不足で求人が出ているのは、ある意味不満や悩みがたまりやすい職場環境が根底にあるのかもしれません。

給料が他に比べると高すぎる

看護師の給料は、求人票などを見ても、他の業界に比べて高く設定されていることが多いのですが、その中でも「何故こんなに高いの!」とびっくりするような額で求人が出ていることがあります。

看護師にとって何か働きづらい条件等があり、すぐに辞めてしまう看護師が多いため、やむを得ず給料を高くしている病院などもあるため、しっかりと情報を収集したほうがよいかもしれません。

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患者さんや利用者さん、また出入りしている業者や近隣の人達の評判が悪い

日頃接している患者さんや利用者さん、また外部の業者さんへの対応の仕方、またその職場の近隣との関係を知ることで、その病院の評判が分かれると言っても過言ではありません。スタッフの日頃の応対やふるまいから、その職場がどんな職場かが見えてくることもあります。

職場の環境面の悪さ(人的、物的)

職場環境には、物的環境と人的環境があります。どんなに病院や施設の建物が新しくきれいでも、中は雑然としている・・・その反対に建物は古くてもきちんと整理され清潔である・・・などを確認することで、環境整備等に目が行き届いているかを判断できます。

また人的環境で言えば、中で働くスタッフの態度や言葉使いなどからも、その職場の雰囲気や人間関係などが見えてくる場合もあります。面接の際には丁寧に対応してくれると思うので、やはり日頃の様子を知るには、実際に見学に行ってみることをお勧めします。

まとめ

看護師は、一度資格を取得すれば就職や転職に困ることはまずありませんが、少しでも自分の条件にあった職場を見つけたいと思うのは誰でも同じです。条件が良い人求人には応募も集中します。少しでも多くの求人情報を目にする機会を作り、しっかりとした準備が必要になります。

自分が希望する就職(転職)先が、ブラックと呼ばれるような職場かどうかを調べるのは非常に難しいと言われています。まずは希望している就職(転職)希望先の情報をなるべく多く集めることも必要になります。

もちろんこれは求人票だけでなく、ホームページや口コミ、まわりの評判などを併せて確認したり、職場見学をさせてもらったりすることも重要になります。しかしこれだけのことを、1人で全て確認していくには、時間や労力、人脈等も必要になるため、看護師専門の求人紹介サイトなどに登録し、専門家の力を借りるのもお勧めです。

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看護師が介護業界で働くメリット・デメリット

f:id:gachiribito:20181127130113j:plain看護師の働く職場=病院というイメージがありますが、近年では病院以外にも看護師として働く場も増えてきています。もちろん、病院とは求められることにもそれぞれ異なります。

もし様々な事情により今の職場を辞め、新たに転職を検討している人、また看護師としてブランクはあるけれど、再就職を考えている人がいれば、介護業界で働くことも選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。

今回は、高齢者に関わる介護業界で働くことに興味のある看護師の皆さんに、介護業界で働くメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

看護師が働く介護の職場にはどんな所があるの?

深刻な高齢化社会を迎える日本では、全国各地さまざまなところで、介護施設や介護サービスが年々増加傾向にあります。特養施設や老健施設、有料老人ホームなどの介護施設で働く看護師や、在宅系の介護サービスのデイサービスや訪問看護事業者などでも看護師の需要が高まっています。

その働き方や仕事の内容は、職場ごとに異なりますが、病院と大きく違うのは、バイタルや服薬管理、注射、病状の観察などの健康管理が主な仕事となるため、難しい看護はあまり求められません。

では看護師が実際に介護業界で働こうと考えた時に、どんなメリット・デメリットがあるのかを実際介護の現場で聞いてきた看護師の皆さんの声をもとにまとめてみました。

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介護業界で働くメリット

病棟などで働く看護師の場合、基本夜勤や残業があったり、シフト制により不規則な勤務をするところが多いため、心身への負担も大きくその業務内容も非常にハードであると言われています。

その点介護業界にはたくさんの介護施設や介護サービスがあり、その中から自分のライフスタイルに合う、また納得のいく条件で働くことができるのというのもも魅力です。現場で働く看護師達からも次のような意見があげられています。

◎ブランクがある看護師が復帰しやすい
⇒医療行為が少ないため、結婚や子育で等で一度現場から離れた人でも、不安なく働くことができるという人が多いです。

◎自分のライフスタイルに合った働き方が可能
⇒多くの介護施設や介護サービスでは、基本日勤業務が主となるため、仕事と家庭、子育て、親の介護との両立なども可能で、何よりも自分のペースで仕事ができます。夜勤や残業がある病棟勤務より働きやすいです。また中高年になっても働けるのがうれしいという声もありました。

◎利用者さんとじっくり関わるることができる
⇒病院勤務の時のように、時間に追われて働くことが少ないため、肉体的・精神的な負担が少ないだけでなく、一人ひとりの利用者さんとしっかり向き合って仕事をすることができます。

◎介護の知識やコミュニーケーションのスキルが身につく
人手不足の介護現場では、看護師にも介護力が要求されるため、介護知識が自然と身につきます。また利用者さんとのコミュニケーションも重要になるため、利用者との関わりの中で小さな変化にも気付くことができます。

このように介護業界での看護師の業務は、今まで医療現場で働いてた看護師にとっては、物足りなさを感じることがあるかもしれません。しかし、働きやすさを優先するのであれば、自分の生活に見合った職場を選べることは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

介護業界で働くデメリット

介護業界で働く看護師の職場には、メリットがある一方でデメリットも多いと言う人もいます。実際こんな話もあがりました。

◎医療スキルを身につけたいと思う人には不向き
⇒医療現場で長年働いてきた人や医療現場でばりばり働きたいという人にとって、介護業界の中での看護師の役割は、医療行為自体も少ないため、物足りなさを感じることも多いです。

◎緊急時の判断を求められる
⇒医療関係者がまわりにいる病院等とは違い、看護師の人数が少ないため、利用者さんの急変時や緊急時には、医療職としてその場で判断し対応を求められることもあり、プレッシャーを感じることもあります。

◎看護師と介護士の仕事の線引きが難しい
⇒施設などでは、介護の現場は慢性的に人手不足のため、看護師も普通に介護業務を求められることが多いです。

◎他のスタッフとの連携や介護職との人間関係の難しさ
⇒介護と看護が連携しないといいケアはできないと理解していても、どこの施設でも、看護師と介護員との人間関係が非常に難しいと言われています。

◎給料が下がる可能性がある
介護施設や介護サービスでは、夜勤がなく日勤業務のため、夜勤や残業のある病院に比べて給料が下がることが多いです。

このように、介護業界での看護師の業務内容は、それぞれの場所により違いはありますが、やはり看護師として多くのことを学ぶことのできるのは病院だという声が聞かれました。

せっかく看護師の資格を取ったのであれば、まずは病院でいろいろ学んでから、介護業界に転職しても遅くはないということなのでしょうか。

まとめ

現在介護施設は全国各地にあり、多くの職場で看護師の配置が必須とされています。今後も介護現場を経験している看護師の需要はますます高くなることが予想されるため、そのキャリアの幅も広がります。

今現在、病院勤務が辛いなあと感じている皆さん、また様々な事情により看護師として働いていない皆さんの中で、もし介護業界の仕事に関心があるようなら、是非一度自分が納得いく条件で働ける職場がないか探してみてはいかがでしょうか。

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看護師をしていてやりがいを感じたことは?

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看護師という仕事は、一般的な仕事に比べ「やりがい」がある仕事だと思われています。この記事を読んでいる看護師の皆さんの中にも、やりがいがある仕事に就きたいと、看護師の道を選んだ人も多いと思います。

それがいざ仕事をしてみると、仕事の量の多さや残業、夜勤があったり人手不足が続く厳しい現状の中で、だんだんとやりがいを感じるゆとりさえなくなってしまったという人もいるかもしれません。

今回は、病院や介護の現場で働く看護師達に「今の仕事の中で、やりがいを感じることがあるか・・・あるとすればそれはどんな時か・・・」などについて聞いてみることにしました。

看護師の仕事とやりがいについて

看護師の仕事は、前述のような厳しい労働状況でありながらも、多くの看護師の皆さんが一生の仕事として頑張っているのは、やはり看護師の仕事に何かやりがいを感じているからなのでしょうか。

実際に看護師を目指している人の中には「白衣の天使」をイメージしている学生も多くいます。人の命を預かるだけに責任も重い仕事ではありますが、その中でも多くの看護師からは、患者さんの看護や世話をすることで、感謝されることも多くやりがいを感じられる仕事だと言う声も聞かれています。

患者さんにありがとうと言われ・・・

新卒で急性期の病院に勤務し、3年目のAさんの話です。私の働く病院では、常に救急患者の受け入れがあり、非常に厳しい職場です。患者さんの多くが重い病状のため、看護師の観察不足や判断ミスが、最悪の場合死にも繋がることもあり、常に気を張って仕事をしなければなりません。

そんな厳しい職場に新人看護師として入った私は、当初失敗の連続でしたが、その都度先輩に「次にする時はきちんとやれば大丈夫」と励まされ、何とか前向きに頑張ってくることができました。

しかし、様々な苦い経験をする中で、自分が関わった患者さんの状態が回復に向かい、元気に退院される姿を見たときは、今までの大変さがやりがいに変わるのです。

また患者さんや家族から「ありがとう」の言葉をいただいた時の喜びは、ほかには代えられないものがあります。大変な仕事ではありますが、患者さんの「笑顔」がみたいから今も看護師を続けています

あなたが来てくれてよかった・・・

訪問看護師として働いているAさんの話です。私は以前病院の看護師として働いていましたが、親の介護をきっかけに夜勤のない訪問看護師へと転職しました。訪問看護はオールラウンドな知識が必要で、責任も大きい仕事です。それでも、日々時間との戦いの中で患者さんと向き合っていた病院時代に比べると、一人ひとりの利用者さんやその家族の人生に寄り添うことができています。

在宅療養を希望する利用者さんやその家族を、在宅で関わるケアスタッフとともに、自宅で無事看取ることができた時・・・長年自宅で閉じこもりだった利用者さんが、訪問を通して少しずつ外に向けての意欲が出始め、デイサービスの利用につながったこと・・・など様々な場面でやりがいを感じています。

在宅サービスの中での看護師の役割は、利用者さんの医療面での不安に寄り添いながら、少しでも長くまた安心して在宅生活を過ごしてもらうことだと思います利用者さんや家族から「あなたが来てくれてよかった・・・」そういう声が聞けた時、利用者さんに受け入れてもらえているという気持ちになりうれしくなりますよね。

利用者さんが、だんだんと元気になっていく・・・

デイサービスの看護師として働いているCさんの話です。結婚を機に転居となり、今までの病院勤務から自宅近くにあるデイサービスに転職をしました。最初は介護職員と同じような介護の仕事が多く、看護師としては正直焦りや物足りなさばかりが募り、やりがいを感じるどころではありませんでした。

しかし病棟に勤務していた頃のような、常に追われながらの多忙な業務とは違い、利用者さんとゆっくり話をしたりレク活動をしながら、その日の利用者さんの体調や表情、気持ちの変化などを感じられるようになってきたのです。

また利用者さんの方からも、身体の悩みや病気の悩みなどの医療に対する相談などを受けるようになり、徐々に信頼関係もできてきました。何よりも、自宅ではほとんど寝ていて動かないという利用者さん、家族とは話もしない、笑うことなんてないという利用者さんが、デイサービスの中でいきいきと過ごされていることに驚くばかり・・・

ここでは医療や治療はないのにみんな元気に、そして笑顔になるのです。医療現場とは違い、医療行為もほとんどありませんが、それでも今は看護師として違う形でのやりがいを見つけられたような気がします。

まとめ

いかがでしたか?皆さんも気づかないうちに、自分が関わっている患者さんや利用者さんから、パワーをもらっているかもしれません。常に責任が大きく厳しい看護師の仕事は、人間的にも成長ができ、さらには人や社会へ貢献していると実感できる仕事でもあります。

やりがいを感じるか感じないかは、人それぞれに違いはあるとは思いますが、多くの看護師が、自分の頑張ってきたことが報われたときに、きっとやりがいを感じるのではないでしょうか。

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看護師は気分転換に何をしている?

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日々ハードな仕事をこなしている看護師の皆さん。私の知る限りでも、プライベートでは、様々な趣味を持ち活動している人がたくさんいます。このブログを読んでいる看護師さんの中には、うまく気分転換ができず、気分の落ち込みがちな生活を送っている人もいるのではないでしょうか。

今回は年代や経験を問わず、看護師の皆さんはどうやって、仕事とプライベートのオンオフを切り替えながら生活しているのか、それぞれの職場で働く看護師の方の話をもとに考えてみました。

看護師は何故ストレスがためこみやすいのか

看護師は働く職場によっても違いはありますが、医療知識や体力が必要なのはもちろん、たくさんの患者さんや利用者さん、またその家族の方々、その他様々なスタッフとの人間関係の中で、ストレスも溜まりやすい職種です。

こうした日々の仕事の中で感じるストレスや疲労の蓄積も、休日などプライベートな時間の過ごし方によって、大きく影響が出ると言われています。仕事以外の時間に、ストレス解消や十分な休息がとれないことで、慢性的な疲労にもつながってくるからです。

いずれにしても仕事で感じる疲労やストレスは、プライベートの時間を上手な過ごすより少しでも解消することが重要です。

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看護師は、どんな気分転換をしているの?

ベテラン看護師になると、疲労やストレスがたまってきたかなあ・・・と感じた時には、できるだけ早めに気分転換をするようです。交代勤務や夜勤などの不規則な勤務が多い看護師は、ひとりでも可能な趣味を見つける人が多いと聞いています。

今回それぞれ違う職場で働いている3人の看護師の皆さんに、今気分転換にしていること(趣味)を聞いてみましたが、意外にも看護師の気分転換の方法は、活動的なものでした。

山登り

公立の保育園で看護師として働くAさん。Aさんの話によると、看護師の中で、山登りを趣味にしているという人がとても多いとのことでした。公務員のため比較的休みの融通がつけやすいAさんは、長年山登りのサークルに所属しているとのこと。

自分の休みを調整しながら、サークル仲間と一緒に、自分の体力に見合った山に登っているそうです。自然に触れることができる登山は何より気分転換になっているそうです。

ウォーキング

特養の介護施設で、施設看護師として働くBさん。以前大学病院で働いていた頃から、どんなに忙しくても時間を作っては、気分転換のために体を動かすことを積極的に行ってきたそうです。

今は夜勤もない規則的な勤務なので、毎朝出勤前に30分~40分かけて、近くの川べりをウォーキングするのが唯一のストレス解消法だそうです。静かな時間帯に、朝日を浴びながらのウォーキングは気分転換にもなり、気分よく出勤できているとのことでした。

映画鑑賞

夜勤のある病院で働くCさん。Cさんの病院はシフト制で働く不規則な勤務なため、仕事帰りに職場の同僚と一緒に、どこかにということができないため、ひとりでも楽しめる映画鑑賞を趣味にしています

平日休みも多い病院勤務のため、比較的いつでも好きな映画を混雑しない時間帯に、ゆっくりと観ることができているそうです。夜勤明けなどで疲れて映画館に行けないような時には、帰りにレンタルビデオを借りて、自宅でくつろぎながら観るのも気分転換にはなると話をしてくれました。

ちょっとした時間でできることを見つける・・・

気分転換のために、趣味を持つことができれば良いのですが、働く職場によっては、なかなかじっくり趣味に打ち込む時間も余裕もない人もいることでしょう。そんな時、あえて何か趣味を見つけなくてはと気負わずに、自分の空いた時間に何かできることをしてみるだけでも、気分転換につながるかもしれません。

まとめ

毎日ハードな仕事をこなす看護師には、気分転換をしながら、心身のメンテナンスが必要になります。なかなか休みでも時間がとれず、趣味なんて私にはとても無理・・・なんて思っている人もいるかもしれません。要は、趣味を見つけることが目的ではなく、気持ちをいかに切り替えることができるかが大切なのことです。

看護師は風邪をひいても休めない?

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先日体調不良で病院受診をしたところ、診察室でマスクをしながら、診療中ずっとゴホゴホ咳込んで働いている看護師に出会いました。誰の目から見ても、こんなに咳き込んで辛そうな状態の中で、仕事を休むことができないのだろうかなどと、色々考えてしまう出来事がありました。

もちろんこれは看護師業界に限ったことではなく、どんな職場で働いていても、仕事をしている中で、色々と問題になる部分ではあります。今回は、看護師は風邪をひいても休めないのかという疑問を体験談も交えて考えてみたいと思います。

看護師は、どんなに風邪をひいても休まないの?休めないの?

朝起きた時に「咳や鼻水がひどい」「喉が痛い」「熱がある」などの風邪症状があった時、看護師として働くみなさんはどうしていますか?どの程度で休むかどうかは一人ひとりの考えや職場の事情等によっても違いはあるようですが、話を聞く限りでは、冬になると流行するインフルエンザやノロウイルスなどのような、よほどの病気等でない限りは休まずに働くという人が多いようです。

もともと看護師の職場は、シフト制による交代勤務が多いため、自分が休むことで、もう一人が大変なことになるから休めないという声が多く聞かれます。まわりの人にうつすからという判断で休むかどうかを考えるというより、まわりに迷惑をかけるから、代わりがいないから、今のこの状態で、自分がどこまで働けるかなどから判断してる人が多いようです。

自分が休んでも代わりがいない

看護師の働く職場の多くは、人手不足の問題を抱えていることが多いため、いつもギリギリで現場を回している状況だと言われています。そのため自分が体調不良で休む時には、誰か代わってくれるを見つけなくてはなりません。もちろん代わってくれる相手がすぐに見つかれば良いのですが、あらかじめ予定していた勤務変更とは違い急なことが多いため、なかなか難しいようです。

いつも他の人の体調不良の時には可能な限り代わるようにしているのに、いざ自分がお願いしたい時には、なかなか代わってもらえないと言う声も中にはあります。そのため、どうしても無理をしてでも職場に出てしまうことが多いようです。

たかが風邪だと軽く考えていた結果・・・

これは、私の友人で、特養施設の看護師として働くAさんの話です。これはAさんがいつもと違う体調の変化が見られた時のことです。

ある朝起きると、鼻水が出始めていて「寝冷えでもしたかな・・・?」と、あまり気にもせずに職場に出かけましたが、その日から日を追うたびに、頭痛、喉の痛みと咳が続きました。自分は看護師なので自分の身体は自分がよくわかっているという思いと、特養という施設柄、職場自体が常に人手不足だということもあり、職員達も、病状がよほど重くない限り、風邪くらいでは休まないという慣習がありました。

本来であれば、特養施設は高齢の利用者さんが生活をしている場。利用者さんの健康管理だけでなく、そこで働く職員の体調管理、特に風邪などのうつる病気には十分な配慮が必要であるべきはず・・・

病気等に弱い高齢者にうつしたら大変なことになってしまうことは、もちろん十分にわかっていました。 私自身も無理が続いたことで、その後何とか病院受診をした時には、肺炎との診断を受け、入院を余儀なくされてしまったのです。

たとえ風邪であっても、まわりにうつる可能性が十分にあること、また万が一風邪だと思い込んでいても、重い病気の可能性があることも考えてみると、やはり甘くみてはだめですね。 無理をしたことで、取返しつかなくなることもあることを改めて考えさせられました。

まとめ

病気になっても、そう急に休めないのが看護師の仕事。

特に人手不足が続く看護師の職場では、風邪をひいても休めないというそれぞれの職場事情もあります。かと言って、無理して出勤をすることで、患者さんや利用者さん、周りの同僚達にうつしてしまったらどうしよう・・・また自分自身が無理をしたことで、病状を長引かせてしまったら、逆に迷惑をかけてしまうのではないかなど、色々迷ったり、中には罪悪感さえ感じる人もいると聞きます。

何故かと言えば、日頃から職場の中で風邪などにより体調を崩した人が出た場合に、その看護師の体調を心配する声よりもうつされたらという不安の声が多いことも知っているからです。看護師として今あなたが働いている職場では、どのように考えますか?

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看護師からケアマネになるってどう?

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今看護師として働いている皆さんの中には、ケアマネという職種に関心を持っている人もいるのではないでしょうか。実際私のまわりにいるケアマネの中にも、看護師としての経験を積んだ後、資格を取得しケアマネとして転職をした人もいます。

どのような理由でケアマネになったのか、また看護師からケアマネになったことで、何か自分自身に変化などがあったのかなど、実際転職した人の体験談もお伝えしたいと思います。

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看護師がケアマネの資格を取得するには?

ケアマネは「介護支援専門員」と呼ばれ、2000年の介護保険のスタートに合わせてできた資格です。ケアマネは介護を必要とする高齢者ができる限り自立した生活が送れるようなケアプランを作成し、必要なサービスにつなげる役割を担います。ケアマネになるためには、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。

そして試験に合格すると実務研修を受け、ケアマネとして働くことが可能になるのです。この試験の受験資格要件として「保健・福祉・医療分野での国家資格を持ち、その資格に関わる業務に5年以上、900日の実務経験があること」とされています。看護師の資格を持っていても、看護師として5年以上の実務経験がなければケアマネ試験を受けることができないということになります。

ケアマネ資格を取得すると、みなケアマネとして働いているの?

看護師の中には、自分自身のスキルアップの手段として、また持っていて邪魔になるものではないからとりあえずなど、様々な理由からケアマネの資格を取得している人も多いようですが、その一方で、資格を取得してもケアマネとして働くつもりはないという人も少なくありません。

実際、年々増え続ける業務量に加え、ケアマネ一人ひとりに課せられる責任や負担も大きくなっている現状の中、わざわざ看護師の仕事を辞めてまでやりたくないと声も聞かれます。しかしそんな状況の中でも、あえてケアマネに転職した看護師の体験談を紹介します。

訪問看護師からケアマネに・・

これは訪問看護ステーションで、在宅の利用者の支援をしていたAさん(30代の女性)の話です。

私はもともと夜勤や不規則な勤務の病院で働いていましたが、自分の父親が脳疾患により寝たきり状態となったのを機に、夜勤や不規則なシフトのある病院から転職し、日勤で働ける訪問看護事業所の訪問看護師となりました。訪問看護師は、在宅で生活している利用者さんやその家族の方から健康面や病気に関する不安や悩みを相談されることも多く、自分の病院時代の看護師としての知識を活かすことができました。

またその一方で、家に帰れば、本人の強い意向により自宅療養となった父親の世話もしていたのです。訪問看護師を始めてから、すぐケアマネの資格は取得していましたが、当時の私は介護保険制度やサービス等の情報を得られたらいいなという程度で、ケアマネに転職するという気持ちなどありませんでした。

その後も多忙な仕事と父親の介護との両立が続き、心身ともに疲れ果てていた私でしたが、そんな私に、ねぎらいの言葉をかけてくれたり、黙って話を聴いてくれたのが、父親の担当ケアマネでした。父親は本人の意向通り自宅で最期を迎えることができましたが、それを機に自分自身もケアマネとして仕事がしてみたいと思うようになり居宅介護支援事業所に転職を決めました。

訪問看護師のように医療行為こそ行いませんが、担当する利用者さんやその家族とゆっくり向き合えることに、また違うやりがいを感じています。確かに大変な業務ですが、自分が介護者の立場を経験したことを思い出しながら、何とか頑張っています。

まとめ

地域包括ケアシステムの構築に向け、病院だけではなく退院後の利用者の生活を見据えたケアが求められている今日この頃。医療依存度が高い重度の利用者が在宅で最期まで暮らしていくためには、やはりケアマネの力量が求められています。そういう中で、医療に強い看護師の資格を持つケアマネは、利用者にとってはやはり何かと頼りにされる存在でもあると思います。

しかし、ケアマネに求められているものは基礎資格ではなく、介護を必要としている利用者の自立支援に向け、関係機関とともに、いかにチームワークよく支援していけるかが重要なのだと思います。

もし看護師のあなたが、ケアマネジメントに興味があるのであれば、是非資格取得に向けて検討してみましょう。介護の知識、ケアマネジメントの知識を持つことは、この先ケアマネ業務につかなくても、看護師としての幅をさらに広げてくれるはずです。

>>>看護師、准看護師、保健師、助産師の求人・転職は【看護のお仕事】

看護師で年収500万円は高い?

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同期で看護師になった仲間とたまに会うと、どうしても給料のことが話題になることが多いのではないでしょうか?他の病院で働いている看護師の収入を聞きながら「同じ看護師で、どうしてこんなに収入に差があるの?」と感じている人もいるかもしれません。

今この記事を読んでいる看護師のあなたは、自分の今の給料に満足していますか?今回は「今の自分の仕事の収入は適切なの?」「看護師で高収入を得ている人もいるけれど、どうしたら給料が上がるのか?」と感じているというあなたのために、看護師の年収について考えてみたいと思います。

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看護師の給料や年収に、大きな差があるのは何故?

夜勤があって生活も不規則、責任も重くストレスも多い看護師・・・それなのに一般職と変わらない給料で働いているという看護師も実際にたくさんいます。その一方で、年収500万円という看護師もいるという話を聞けば「いったいどこで、こんなに給料に差が出ているのか」また「どうしたら給料が上がるのか」など考えてしまうのは当然のことです。

平成29年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均的な年収はボーナスなどを含め約478万円、平均月給は33万円という数字が出ています。地域により差はあるものの、女性の平均年収と比べれば、100万円近く高いのです。

現在、給料や年収に不満を持つ看護師が働く職場では、基本給が安い、昇給額が低い、ボーナス(賞与)が出ない(あるいは額が少ない)、各種手当てや福利厚生が充実していないなど、何かあてはまるものがあるのではないでしょうか。

どんな職場が年収が高いの?

看護師の年収は、基本給、ボーナス(賞与)、各種手当で構成されています。看護師の年収に差が出る要因は、 国公立の病院、私立大学病院、個人病院だったりとそれぞれに母体が違う事だと考えられています。もちろんそれぞれに経営状況も違うため、個々の勤務先によって基本給と各種手当等も変わってきます。

基本給が高い傾向がある医療施設は、都市部にある病床数が多く経営が安定している私立大学病院と言われています。看護師の年収は、勤務先の病床規模によっても変わるため、個人病院の場合にはその経営状況を見極めることも大切です。

また比較的高い年収をもらえるのが、介護系の施設で働く看護師です。介護施設でも看護師の需要が高いものの、常に人材不足で求人が豊富にあり、この先も看護師の配置が義務付けられている介護系施設の看護師の年収が下がることはなさそうです。

今の職場で、働き方を変えるだけで年収がアップすることもある!

働く病院や資格等によって年収も変わりますが、同じ職場の中でも、働き方を変えることで年収アップできることもあります。看護師の給料が高いといわれるのは、夜勤手当が大きく影響しています。

手当の中の大部分を占めるのが、この夜勤手当なのです。夜勤手当は病院によって違いはありますが、たとえば1ヶ月5万円の夜勤手当てがつけば、それだけで日勤だけで働く看護師よりも約60万円年収が上がります。

また管理職へ昇進すれば基本給が上がり、大幅に年収アップが期待できますし、認定看護師の資格をとって専門看護手当をもらう方法もあります。

転職で年収アップは可能なの?

もしも今の職場でどんなに頑張っても年収アップがのぞめない、またそれにより働いている病院に不満が募ってきている場合には、転職をして年収アップをする方法もあります。看護師で年収500万円は決して実現できないような高い数字ではありません。

そんな中で短期間で確実に年収上げるためには「転職」は非常に有効な手段です。今の職場の経営が悪化傾向であればなおさらのこと、良い給料は期待できません。しかし、転職すれば必ず年収が上がるかと言えば、そうとも言い切れません。

自分にとって適切な転職が出来なければ、逆に年収ダウンなんてことにもなり兼ねません。年収アップを目指して転職する場合には、まずは転職先の病院を十分に調査して情報を集めることも重要です。

まとめ

職場の満足度を左右する要素として、同じ看護師の人と比較して自分の年収が高いかどうかは重要なポイントですよね。看護師は、給料アップを意識した働き方や仕事選びをしていくことで、年収500万円は決して高いものではないのです。

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