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看護師が早期退職となった理由ってどんなものがある?

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看護師として働く人の中には、せっかく就職、転職したばかりなのに、様々な理由から早期退職をする人もいます。今この記事を読んで下さっているあなたも、少なからず「今の職場や仕事がつまらない」「このまま続けていけるのか・・・」「できれば辞めたい」などの思いを持っているのではないでしょうか。

看護師という仕事は、ストレスがたまりやすい職種だと言われています。そのストレスに加え様々な理由も重なり、1年未満で退職してしまう看護師もたくさんいます。今回は、看護師が早期退職をすることになった理由について考えてみました。

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看護師が早期退職となった理由

看護師の資格を取り、4月に晴れて就職した新人看護師や、以前の職場を辞め、新たな気持ちで転職をした看護師の中にも、すでに「こんなはずではなかった・・・」と苦しみながら働いている人も少なくありません。

もちろんストレスや悩みを抱えていても、話を聞いてもらったり、相談できる上司や同僚がいればまだ良いのですが、ひとりで抱え込み、孤立してしまうことで、さらに辛い日々を送ることになります。

では、いったい早期で退職をした人達は、どのようなストレスや悩みを抱えていたのでしょうか。代表的な理由を紹介します。

1.人間関係

どこの業界でも、職場を辞める理由の代表的なものとして先輩や上司、同僚との人間関係の悪化があげられています。看護師の職場でも、人間関係の悪化からくる悩みやストレスを抱える人が多くいます。最近では男性看護師も増えてきているとは言え、まだまだ女性の多い職場のため、女性特有の複雑な人間関係もあるようです。

実際、職場の人間関係になじめない新人看護師が、先輩看護師から受けるイジメやパワハラにより、辞めたという話も少なくありません。もちろん新人看護師に限らず、人間関係が上手くいっていない職場環境で仕事を継続するのはとても苦痛なものです。

場合によっては職場内で孤立してしまい、精神的に参ってしまう可能性もあります。中にはうつ病になるなどの深刻なケースも考えられるので、必要であれば我慢せず、退職や転職に向けて動きだすことも大切です。

2.給与や待遇への不満

忙しい業務にもかかわらず、給料や待遇の不満により辞める看護師の話もよく聞きます。面接時の話と違っていた、希望していた科と違う科に配属された、給料が安く残業代も出ない、施設看護師に転職したが介護職と給料が変わらなかった・・・など、給与や待遇面の不満により辞める人もいます。

3.業務量や労働時間の問題

看護師業界は、常に人手不足の状態のため、休みがほとんど取れない、夜勤や残業(サービス残業も含)が多い、業務量(業務負担)も多く、仕事が辞めたくなるような原因や不満が常にはびこっています。

自分が想像していたより拘束時間が長く、休日出勤も当たり前のようにあり、自分の時間が減ってしまうことを不満に思う新人看護師も少なくありません。

4.求められることが多すぎる看護の仕事

人の命を預かる看護師の仕事は、求められることも多い職種と言われています。その中で、仕事に対する責任感の重さ、自分自身のスキル不足、プレッシャーによるストレスなどで自分に自信が持てずに、辞めていく人もいます。

5.体調不良

あまりにも多忙な業務に、心身ともに限界になり辞める人、病院勤務の不規則なシフトや夜勤業務に体調を崩す人も多くいます。

まとめ

せっかく就職や転職をしたものの、上記のような様々な理由が重なり、結果として早期退職につながっていく場合もあります。「どうせ辞めるのであれば、少しでも早いほうがいい」という人、また逆に「もう少し我慢したらどうにかなるかな?」とその後も「辞める辞めない」と悩み続けている人。

またいざ早期退職したものの、「やっぱり辞めなければ良かった」と後悔している人などもいます。あなたが今抱えている不満や悩みは、早期退職することにより解決できるものなのかどうかを一度立ち止まって考えてみることも大切かもしれません。

看護師がうつ病になる前にやるべきこと5選

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あなたの勤務する職場で、長期間休職している看護師はいませんか?もしかすると、あなたのまわりにも、うつ症状を抱えながら頑張って働いている人がいるかもしれません。近年、看護師でうつ病の労災申請をする人が増え続けてきています。

うつ病を発症するきっかけには、慢性的な人手不足による多忙な業務、不規則な勤務形態、職場での人間関係、患者さんやその家族とのトラブルなど、様々な理由があげられています。

うつ病は決して他人事ではなく、誰もが発症する可能性があると言われています。もちろん少しでも予防できる方法があるのなら、是非知っておきたいですよね。

今回は、看護師に増え続けているうつ病について考えながら、うつ病にならないためにやっておくべきことについてまとめてみました。

うつ病とはどんな症状なの?

うつ状態になると眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込む、何に対しても興味がわかない、意欲がないなどの様々な症状が現れます。これらの症状が2週間以上も続き、日常生活に支障が生じるような場合、うつ病の可能性があります。

中には、1週間程度で状態が回復する場合もありますが、理由がはっきりしないままにしておくことで、再発する場合も少なくありません。少しでもこうした心配な症状が続いたら、早めに精神科、心療内科などを受診する必要があります。

今は元気に仕事や日常生活を送っている看護師の皆さんにも、十分起こりえる病気です。看護師だから、自分の身体のことは自分でわかっているので大丈夫だと思わずに、うつ病に対しての認識と理解を持っておくことが大切かもしれません。

看護師がうつ病になりやすいと言われている理由

看護師にとって、うつ病は非常に身近な病と言われていますが、その理由として、

1.責任感の重さを抱えている →看護師の仕事は、患者さんの命を預かっているという責任感やプレッシャーを抱えている。少しのミスでも重大な影響を及ぼす可能性があるので、気を抜くことはできないという重圧感。

2.複雑な人間関係 →看護師は女性が多い職場ならではの複雑な人間関係がある。また患者さんや家族からのクレームや無理な要求、看護師への理解が不足している医師との関係などで悩むことが多い。

3.過重労働や不規則な勤務体制 →仕事量が多く、時間に追われる仕事である。また交代制勤務や夜勤等により生活が不規則になる。

などがあげられます。過重労働や重い責任などにより、常にストレスにさらされている看護師には、うつ病を発症しやすい条件がそろっているのです。

うつ病になる前にやるべきこと

一度うつ状態に陥ると、問題が複雑化し回復が難しくなる場合も少なくありません。つらい状態を招かないためにはでは看護師がうつ病にならないためには、どういたらよいのでしょうか?

1.小さなことにクヨクヨしない →真面目で頑張ってしまう人ほど、うつ病にかかりやすいと言われています。できる限り、思い詰め過ぎないように意識することでてストレスを軽減するように心がけましょう。

2.適度な運動をする →適度な運動やスポーツをして、汗をかいたり身体を動かしたりすることは、ストレスの発散にも繋がります。

3.栄養バランスの良い食事に心がける →必要なタンパク質の摂取に配慮しながら、バランスの良い食事を取ることが大事です。

4.十分な睡眠をとる →睡眠は身体の疲れを取るだけでなく、脳の疲れも和らげる働きがあります。 看護師は不規則な勤務が多く、どうしても睡眠時間が短くなることが多いため、眠気を感じたら仮眠でもいいので、身体や脳を休めることを心がけましょう。

5.ONとOFFの切り替えをし、OFFタイムを充実させる →意識的にONとOFFの切り替えをし、帰宅後や休日には、自分の好きな事をしたり、ゆっくり休むなどの時間を作りましょう。

なかなかむずかしいことかもしれませんが、できることから取り入れてみてください。 仕事に関しても、自分にできる範囲のことをやればいいという考え方で、頑張り過ぎず無理をしないことが大切です。

うつ病を克服した看護師の体験談

うつ病と向き合いながら、看護師を一生の仕事として続けている看護師さんはたくさんいます。ここでは実際にうつ病に発症したある看護師の人の体験談を紹介します。私は看護師と保健師の資格を持ち、地元の病院で勤務をしていました。

その後結婚を機に首都圏に転居し、精神科の病院に転職したのです。しかし慣れない土地での生活や、精神科という今までとは違う仕事の中で、自分でも気づかないストレスがたまっていったのでしょう。自分なりに頑張っていたつもりですが、それが東日本大震災の日を境に、うつ病を発症してしまったのです。

その日から、私の長期間の心療内科受診と内服治療、そして自宅での療養生活が余儀なくされたのです。それから1年の日々が経過し、徐々に症状も回復しましたが、今までの職場への復帰をするとまた再発する可能性もあるとのことで、主治医や職場の上司とも相談し、転職することになりました。

私が、仕事復帰をする際に、まずは自分にとって重圧のかからない業務(ストレスを多く抱え込まないような職場)を選ぶよう心がけました。その結果、非常勤のデイサービスの看護師として仕事復帰し、今も細く長く看護師の仕事を継続しています。

まとめ

うつ病は、誰でもが発症する可能性があり、また一度発症すると、完全に回復するまでには長い時間がかかる病気です。だからこそ、うつ病にならないために予防できることは、取り入れておいた方が良いと思います。

しかし万が一、うつ病を発症してしまった場合には、焦ったり無理をしたりすることが、逆効果になることもあるため、まずはゆっくり休養しながら治療することが大切です。うつ病になった時に、一番に優先すべきは、自分の心や身体です。

看護師のインシデントは忙しいから責められないのか?

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最近、テレビや新聞などで取り上げられている看護師のインシデントのニュース。日々多忙な業務に追われている看護師の皆さんの中にも、決して人ごとではないと感じている方が多いのではないでしょうか。

以前私の知人の新人看護師からも、自分の引き起こしたインシデントにより、まわりから責められすっかり自信を無くしてしまったという話を聞いたことがあります。

今回は、看護師が働く現場の中でのインシデントについて考えてみたいと思います。

インシデントと医療事故・・・何が違うの?

看護師の引き落とす「インシデント」とは、簡単に言えば「事故になりそうな医療ミス」のことで、ミスは起きたものの患者さんの身体に直接の影響は無く、結果的に事故にまでは至っていないというケースのことを言います。一般的に「ヒヤリハット」とも呼ばれているものもこれに含まれます。

一方で「医療事故」とは、その事故が発生したことにより患者さんに直接影響のあったものを言います。看護師が引き起こすインシデントの中には、重大な事故につながる可能性が高いものもあるだけに、インシデントを繰り返さないように次につなげることが重要になります。

看護師が起こしやすいインシデント

看護師業務には様々あり、看護師の皆さんもあわただしい中で日々働いています。それだけに、思わぬところでインシデントを引き起こしてしまうことが多いです。特に経験の浅い看護師ほどインシデントを起こす割合が高いと言われています。看護師が引き起こすインシデントで、事故につながる可能性が高いものとして挙げられているものを紹介します。

◎投薬・与薬に関すること
・違う患者に誤薬させてしまった
・与薬の分量や投薬方法の間違い
・投与の時間忘れ

◎点滴に関する事
・患者を間違えて投与してしまった。
・点滴漏れに気が付かなかった。
・点滴を落とす速度を間違える

◎転倒・転落に関すること
・ベッドからの転落、歩行中の転倒、トイレでの転倒など ◎その他
・入浴介助時のお湯の温度間違え
・インスリン注射の単位誤り

このように看護師が働く医療の現場では、色々な場面で様々なインシデントが起こりやすく、またそれが一つ間違えば医療事故にもつながることを理解しておくことが大切です。

インシデントを未前に防ぐには、どうしたらいいの?

インシデントを未然に防ぐために、日頃からどんなことにことに気をつけたらよいのでしょうか。

・看護師の業務量は多く、多忙な日々の中でどうしてもインシデントを引き起こしやすいと言われています。 特に経験の浅い看護師の場合には、看護師業務にも不慣れなため、なおさらの事・・・経験は積み重ねるしかありませんが、少しでも自信を持つ事ができるよう、医療に関する知識や技術を深める努力をしていきましょう。

・わからないことや不安なことは、自分だけで判断せずに、先輩や上司に確認し指示やアドバイスを受けましょう。

・多忙な日々で心身ともに疲弊していることもあるため、気分転換や休息をとることも大切です。

・与薬等のチェックについては、可能な限り複数でチェックしたり確認する習慣をつけることで、予防にもつながります。

・万が一インシデントが起きた場合、それを引き落としたミスの原因もしっかりと確認しておくことが大切です。その後のインシデントを繰り返さないために重要なポイントとなります。

まとめ

どんなベテランの看護師に聞いてみても「私は今まで一度もインシデントを起こさなかった・・・」という人は、まずいないのではないでしょうか。また「私は絶対にインシデントを起こさない!」と断言できる人もそう多くはないはずです。

看護師の現場は、業務量も多く日々時間に追われているため、インシデントは責められないと言う声もありますが、やはり患者さんの命に関わる業務であり、インシデントが重大な医療事故にもつながる可能性もあります。

大切なことは、インシデントを起こしても、それをいつまでも引きずらず、同じことを繰り返さないこと・・・これに尽きると思います。もし今インシデントを起こして「辞めたい」と思っている人がいるのであれば、まずは自分が起こしたインシデントをしっかりと振り返り、どうすべきであったかを考えていくことで、再発防止に向けていきましょう。

kizart.hatenablog.jp

看護師のお礼奉公を抜け出す方法

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このブログを読んでいる看護師の皆さんの中には、今まさに自分はお礼奉公中だと言う人がいるかもしれませんね。お礼奉公と聞くと、何だか遠い昔の言葉のように聞こえますが、看護師の世界ではお礼奉公は日常的に使われている言葉なのです。

看護学校に通う学生が、経済的な事情等により学費を払うことができない場合に、支払いを肩代わりしてくれる病院があるのです。このお礼奉公という制度を利用することにより、看護師資格の取得を目指せる道が開けるのは、看護師を目指す人にとってはとてもありがたいものです。しかしその一方で、様々なデメリットもあるようです。

今回は、お礼奉公中なんだけど「病院を辞めたい!」と考えているあなたと一緒に、お礼奉公について考えてみました。

お礼奉公ってどういうしくみになっているの?

看護師のお礼奉公とは簡単に言えば、看護師を目指す人が、看護学校の授業料の支払いを肩代わりしてくれた病院で、定められた期間働くと、その返済が免除になるしくみです。

病院側にとっては、確実に看護師の人員を確保できること、また学生にとってはその病院で、一定期間働けば奨学金を返済をしなくても済むというメリットがあります。

しかし、そんなお礼奉公の期間中であっても、様々な理由により退職を希望する看護師も少なくありません。もちろん、お礼奉公の期間中に転職や退職をすれば、肩代わりしてもらっていた奨学金の返済が求められるのです。

もしお礼奉公中でも、辞めることはできるの?

借りたお金さえ返済すれば、辞めることは可能です。お礼奉公中に辞める場合には、奨学金を返済すればいいのですが、その場合全額一括返済を求められることが多いようです。

もちろん返済する奨学金は、とても一括で返済できるような額ではないため、実際になかなか辞めることができず、悩んでいる看護師もいます。お礼奉公の期間中に退職する場合の奨学金の返済については、病院によって対応が違います。

働いた期間に応じて返済額を減額してくれる病院もあれば、定められた期間に1日でも足りなければ、全額返済を求める病院もあります。中には、違約金を上乗せして請求される場合もあるようです。

そのため「お礼奉公中だけど、どうしても退職したい・・・でも奨学金を一括返済できないから辞められない・・・」と、嫌な病院からもお礼奉公からも抜け出せず、苦しんでいる人が多くいるのでしょう。

うまくお礼奉公を抜け出す方法はないの?

どうしてもお礼奉公中に、その病院を辞めたくなったら、奨学金を一括返済するという以外の方法で辞めることができる方法もあります。これは、あなたが返すべき奨学金を立て替えて支払ってくれる病院に転職する方法です。

現在どこの病院でも、看護師の人手不足の問題を抱えているため、様々な方法で看護師の確保を考えています。そのため、そういう病院に転職ができれば、お礼奉公中に退職しても、転職先の病院がその奨学金を立て替えてくれます。

もちろん転職後は、給料天引きなどの方法で、転職先の病院にあなたが少しずつ返済していかなくてはいけません。我慢しながら今のお礼奉公を継続するか、自分に合った病院に転職し、少しずつでも働きながら返していくを決めるのはあなた自身ですね。

立て替え制度のある病院をどうやって探したらいいの?

実際、立て替え制度のある病院の求人を探すのはとても困難です。もちろん、すでにあなたが転職したい病院などがあるのであれば、直接その病院に問い合わせて相談してみてもいいかもしれません。

しかし一般的に、立替え制度を設けている病院の求人は、お礼奉公中の退職を勧めていることにもなり兼ねないため、非公開求人となっていることが多いです。

なかなか探せない非公開求人は、看護師の転職支援サイトを活用することで、比較的多くの求人情報を得ることができます。まずは一人で悩まずに、看護師転職サイトに登録し、専門のカウンセラーに相談してみるのもよいでしょう。

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まとめ

お礼奉公中は何があってもとにかく耐えて、頑張って勤めきるという人も多くいます。しかし、もしあなたが、どうしても今の病院が合わない、心身ともに限界だという場合には、お礼奉公中だからと辞めることをあきらめる必要はありません。

もし奨学金の返済をしなければならないとしても、転職先の病院に立て替えてもらうという手段もあります。一人で抱え込まずに、まずは色々な情報を集めること、そして第三者にも相談しながら、自分の将来について、ここでじっくり考えてみるのも良いと思います。

悩みが多い看護師は、誰に相談したらいいの?

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あなたは仕事の悩みを誰に相談していますか?どんな仕事でも、日々の業務上の悩み、人間関係の悩みなど「だれかに相談したい!」と思うことはありますよね。看護師ももちろん例外ではなく、たくさんの悩みを抱えながら、日々仕事をしています。

特に看護師という職種は、夜勤等がある不規則な勤務が多いこと、看護師以外の職種とも関わる複雑な人間関係、また患者さんの命を預かるという責任感の中で、悩みが深刻化することも多いようです。

今回は悩みの多い看護師は、誰に相談をしたらいいのか、また相談する場合のアドバイス等についてまとめてみました。

看護師はどんな悩みを抱えているの?

看護師は仕事やその働き方全体を通して様々な悩みを抱えていると言われています。 実際に看護師が抱える代表的な悩みには、次のようなものがあります。

  • 人間関係の悩み
    → 看護師の多くの職場で問題となっているのが、人間関係イジメの問題です。看護師の職場は大半が女性職員のため、どうしてもグループや派閥ができてしまいがちです。特に人間関係の悩みやイジメの問題は、なかなか職場内で相談をすることが難しいため、その悩みはどんどん深刻化しやすいと言われています。
  • 身体(精神)不調の悩み
    → 看護師の仕事で辛いのは夜勤の仕事。生活リズムを崩すことも多い原因のひとつです。夜勤や日勤など不規則なシフトを繰り返すことによる体調不良精神的な疲弊などが、様々な悪影響を及ぼし、それが悩みとなっている人も多いようです。
  • 医療ミスや事故への不安
    → 慣れない仕事をしている新人看護師などには、どうしてもミスはつきものです。報道等でも看護師が起こす医療ミスは社会問題にもなっています。毎日めまぐるしいほどめまぐるしい職場の中で、看護師が抱えているストレス仕事や時間に追われる圧迫感なども、医療ミスなどの様々な問題を引き起こす引き金になっていると言われています。

このような様々な悩みに対し、看護師は誰に相談することのが良いのでしょうか?

上司や先輩に相談する

上司に相談するのは、基本的には、業務上の悩みや仕事の進め方についてのみ・・・人間関係や転職の悩みを上司に話すのは、最後の手段にしましょう

一方で、先輩の中には、同じ職場で自分と似たような悩みを経験している人も多く、参考になるアドバイスを貰えることもあります。また人間関係の相談等については、看護師の職場は、女性の多い複雑な職場であることも踏まえ、相手をしっかり見極めてから話すことも大切です。

同僚に相談する

同僚は、ある意味ライバルです。同じ職場で同じ年月を働いているからこそ、気持ちも共有できることから、相談するというよりは、話し相手には良い相手でしょう。悩みや愚痴を言い合うだけでも、気持ちがスッキリすることもあります。

しかし、仕事や転職、人間関係などの深い話をすると、話が広まる可能性があるのも同僚だと言われているため、注意が必要かもしれません。

職場以外の友人に相談する

職場以外の友達はとても信頼できる相談相手です。仕事の悩みに関しても、同じ職場ではないため、気軽に話せるとともに、客観的な立場からの意見も聞けるはずです。また転職や人間関係の悩みについても、自分とは違う視点で考えてくれるため、参考になることもあります。

ただし職場内の相談をしても友人は細かい事情まではわからないため、話を聞いてもらい気持ちはスッキリしても、直接解決にはつながらないかもしれません。

誰にも相談できない

自分の抱えている悩みを、誰にも相談できず、ひとりで抱え込んでいる人もいることでしょう。どんな小さな悩みでもひとりで抱え込むことで、それがだんだん苦しくなってくるものです。

その結果として、追い詰められ看護師を辞める人までいると聞いています。誰かに相談することは恥ずかしいことではありません。話を聞いてもらえるだけでも、気持ちが楽になることもあります。

まとめ

看護師の悩みは本当に尽きることがありません。その悩みは、自分で解決できるものもあれば、個人ではどうにもならないこともあります。仕事の悩みを相談する時の大切なポイントは、相談する相手が信頼できる人かどうかです。

何気なく相談したことで、逆に職場中に話が広まってしまいとんでもないことになることもあるからですまたその一方で、誰にも相談できず、悩みを抱えたまま仕事を続けていると、ストレスがたまり、結果として身体を壊してしまう人もいます。

健康に働き続けるためにも、まずは無理をしないことが一番ですね。

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看護師にオススメの単発アルバイトってある?

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先日看護師の友人達と話す機会がありましたが、その中で多くの看護師が、単発アルバイトの経験があるという話を聞きました。

実際にその中の看護師も、平日は訪問看護事業所で非常勤として働きながら、イベントがある時には、イベント会場で来場者の救護をする仕事をしているとのこと。

中には副業が禁止の常勤でも、こっそりダブルワークしているという人もいると聞いてビックリ!

今回は自分も単発アルバイトをやってみたいと思っているあなたに、単発アルバイトの種類や仕事内容等について簡単にまとめてみました。

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看護師が単発アルバイトをする理由

看護師が、単発でアルバイトを希望する理由として

  • 就職が決まるまでの間のつなぎで働きたい
  • 自分の仕事の空いた時間を有効に使いたい
  • 休みの日にダブルワークで少しでも稼ぎたい
  • 他の職場や職種を経験してみたい
  • 常勤で仕事はしたいけれど、家の事情があるので
  • 自分の都合の合う日だけ働きたい
  • 看護師経験が少ない。またブランクがあり、手技や処置に自信がないから
  • 短期間だけ集中的に働きたい
  • 色々な職場・お仕事を経験したい

などの本当に様々な理由があげられています。今看護師の単発アルバイトを探している人に、比較的人気のある単発アルバイトの仕事を紹介します。

単発のアルバイトにはどんなものがあるの?

看護師の人手不足は、多くの職場で今や深刻な問題です。そのため看護師の単発アルバイトにも色々な種類の求人がたくさんあります。

◎健康診断(巡回健診) →巡回健診は、健診車に乗り、依頼を受けた地域や学校・企業などで健診業務を行います。主に採血・血圧・視力・聴力・計測などを行います。単発の求人では人気のある仕事です。

◎検診業務 →検診での看護師単発アルバイトして、検診の案内係や書類整理などの仕事もあります。 実際に医療行為に携われるのは採血業務ぐらいなので、特に採血の業務は検診アルバイトの中でも人気が高い仕事と言われています。またクリニックなどで、外来での診察や検診の際の、採血や心電図、点滴などを行う仕事もあります。

◎デイサービス →日帰りでディサービスを利用される利用者さんが、快適で安全な時間を過ごすための支援をします。 施設によっても違いはありますが、基本的には、利用者さんのバイタルチェックや服薬の管理と確認等がメインの仕事になります。

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◎特養施設・有料老人ホーム →高齢者向けの施設の中で、主にバイタルチェック、服薬管理、簡単な処置などの入居者の生活全般に関わる仕事をします。週1回程度(日曜日のみなど)の勤務でも可能な職場が多いです。

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◎訪問入浴 →訪問入浴車で自宅での入浴が困難な高齢者や、障がい者宅を訪問し、簡易浴槽を搬入し、室内で入浴するサービスです。基本は介護職員2名と看護師1名の3人1組で訪問となります。看護師が行なう医療行為は基本バイタルチェックで、基本的には複雑な処置等はありません。

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◎ツアーナース →小中学生の移動教室や臨海・林間学校、高校生の修学旅行、企業の慰安旅行などに同行し、参加者の健康管理を行う仕事です。

◎イベント等の救護 →コンサートやスポーツイベント、大規模展示会など、大きなホールやスタジアムでたくさんの人が集まる場に設置された医務室や救護スペースにおいて、イベントのスタッフや参加者、来場者などの救護にあたります。イベント自体が土日等に開催される場合が多いので、休日に働ける人にはオススメです。


ここにあげた単発アルバイトの仕事は、1日から働けることが可能なため、「今月はもう少しお金が必要!」と思った時に、タイミングよく仕事を入れることで、収入を得ることができます。

どうやって単発のアルバイトを探せばいいの?

派遣会社や求人サイトに登録するのが一番簡単です。自分の働ける日や時間帯、場所など自分の希望する条件に合わせて、適宜仕事を紹介してくれます。

自分ひとりで求人を探すより、専門のアドバイザーに色々と相談に乗ってもらったり、情報を提供してもらえるのが安心ですね。

まとめ

いかがでしたか?看護師の単発アルバイトには、1日からでも働ける求人がたくさんあります。単発アルバイトのメリットは、何と言っても自分の働きたい日だけ予約を入れて勤務ができるところです。働きながら空いた時間を有効活用したい人や、家庭の事情等で、限られた期間だけ働きたいという人もいます。

そういう様々なニーズに対応できるような、看護師の単発アルバイトの求人は、今後も増えていくことでしょう。もしあなたが単発アルバイトに興味があれば、まずは自分で一度試してみるのもいいかもしれませんね。

最後に、単発のアルバイトを希望する看護師さんに注意してもらいたいことがあります。それは正職員(常勤)で働きながら、Wワークがしたいという人です。もちろん副業を行っても良いとされている職場も多くありますが、中には副業が禁止されている場合もありますので、まずは一度職場の就業規則の確認をしてみましょう。

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お局看護師が許せない(看護師の体験談)

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突然ですが、あなたの職場にはお局様と呼ばれている人はいますか?日々忙しい看護師が働く現場の中で、お局様の存在にビクビクしながら仕事をするのは、本当にたまらないですよね。

今回は、お局看護師の存在に日々悩んでいるというあなたに「うちの職場のお局はこんな感じの人・・・」と話してくれた看護師達の体験談を紹介します。

お局看護師と呼ばれる人のタイプって?

どの業界の中でも、お局様と言う言葉がよく使われますが、みな個々のイメージでこの言葉を使っているケースも多くあり「お局様はこんな人!」という明確なものはないと思います。

たとえば、知り合いの看護師に「お局様のイメージは?」と聞いてみたところ

  • 同じ職場に長く働き、職場内を仕切っている年輩の女性
  • 婚期を逃した独身女性
  • 気分屋ワガママ性格もきつい女性
  • 長くその職場にいて、態度だけが大きくなった女性
  • 意地が悪く口うるさい女性

など、はっきり言えばマイナスのイメージばかりがあげられました。

しかし実際に、同じ職場で長く働き職場を仕切っていても、部下や後輩から信頼され、お局様とは呼ばれることのない人達もたくさん見てきています。また年輩で独身でも、言われない人もいます。一体どこがどう違うのでしょう。

では実際に、看護師が働く現場で存在しているお局看護師には、どのような人いるのでしょうか?

体験談:子どもを扱うより大変!

街のクリニックで働く20代看護師の話です。私の働くクリニックは、地域で長年開業しているクリニックです。そこには50代後半のお局看護師がいます。彼女はとにかく感情の起伏が激しく、午前と午後でも機嫌が変わります。

またそれまでは上機嫌だったのに、ちょっとしたことで態度が急に変わってしまうことさえあります。そんな時は、近づかないのが一番なのですが、小さな病院内のため逃げ場もなく、落ち着くまでじっとこらえている状態。

どうしても話しかけなくてはならない時には、お菓子などを片手にやんわりと違う話で、気分を切り替えてもらったりするなど、子ども以上にその対応には神経を使っています。

体験談:目をつけられたら最後!

病院勤務4年目の20代看護師の話です。私が働く病棟にも40代後半の独身看護師がいます。新人の時代から何故か私だけ怒鳴られることが多く、人前でも構わず大声で注意されました。

まともな指導もなく、逆に無視されることも多く、本当に辛い1年目を過ごしました。しかし、これは毎年恒例のようで、翌年以降も新人の1人が必ずその人に目をつけられて、同じような目にあっています

このお局看護師に対して、まわりはもちろん、看護師長さえも、何も言えず。いつまでこんなことが繰り返されるのか、本当に憂鬱です。

体験談:定年退職後も存在感丸出し!

特養勤務3年目の30代看護師の話です。20年以上同じ特養施設に勤務し、看護部のリーダーとして自分のやり方自分のルールで仕切ってきたお局看護師その彼女が、晴れて60歳定年を迎え、まわりの看護師とともに喜び合ったのもつかの間・・・

定年後もパート職員としてこの職場に残ることになったのです。

もちろん、看護部には新たなリーダーが任命されましたが、そんなことは彼女にとってはお構いなし。正社員である私達に対しても、以前以上に口うるさく指示を出します

もちろん電話を受けたり、雑用など面倒な事は、まわりがどんなに忙しくてもやりません。お局看護師の退職機に、職場の環境が一気によくなると思っていた私達の落ち込みは、今も続いています。

まとめ

今回皆さんのお局看護師の体験談を聞きながら、あらためて世の中には色々な人がいるものだと思いました。そう言われてみれば、うちの職場にもこんなお局様が・・・と感じた人もいるのではないでしょうか。

知らず知らずにまわりをふりまわすお局様。「自分だけはお局様と呼ばれる人にはならない」と反面教師にするのが一番良いかもしれませんね。