再就職する看護師を応援したい!
皆さんの中には、看護師の資格を取得してから、看護の現場で必死に働いてきたけれど、様々な理由により離職したまま月日が過ぎてしまったという人もいるのではないでしょうか。確かに、毎年多くの看護師さんが家庭の事情や健康上の問題などの理由から離職しています。
しかし離職した人の中にも、可能であればまた看護師として働いてみたいと思っている人も少なくありません。今回は、看護師として再就職したいと思っている看護師さんが、 少しでも不安なく再就職をするためのアドバイスができたらと思います。
再就職への不安が大きく、なかなか前に踏み出せない・・・
長いブランクがある看護師は、退職後すぐに転職した看護師とはまた違った不安や悩みを持つ人も多くいます。実際どのような不安を抱えているのでしょうか。実際にブランクを経験した看護師達の不安の声を聞いてみました。
- ブランクが長くなり、再就職してもついていけないのではないか
- 以前の仕事を忘れてしまった
- 以前の自分の経験やスキルが通用するだろうか
- 体力や気力に自信がない ・あの忙しい日々に、また耐えられるかどうか
- 家庭との両立が可能かどうか心配
- 年々進化している医療知識や制度の変化、また技術などについていけるか
- 子どもがまだ小さいので、再就職してもやっていけるか
- 新しい人間関係に、うまく対応できるか
など、ただ漠然とした不安から具体的な不安まで色々あり、働きたい気持ちはあってもなかなか再就職に踏み切れないという人も多いようです。
再就職をするにあたり、自分はどんな働き方ならできそうか・・・
まずは、離職した当時の状況と今の状況(家族、健康状態など)との違いをしっかりとおさえておくことが必要です。 ブランクが長ければ長い分、当然、以前に働いていた時より年齢も高くなっています。
また結婚や出産、子育てなどを経て、自分を取り巻く家庭環境等も変わっている場合もあります。そのため、まずは自分が今抱えている環境の中で、以前と同じような業務をこなすことができるどうかかをしっかりと判断することも大切です。
確かに長いブランクがあっての再就職は、年齢が高くなるだけではなく、医療知識やスキル・体力や気力の衰え、人間関係などにも不安があると言われています。
また子育て中の場合には、働き方にも制限があるため、どんな仕事であれば再就職が可能なのか、また再就職するにあたり、家族とよく話し合い、家庭の状況に合わせて働き方を調整することも必要です。
自分のライフスタイルに合わせた働き方や働く職場を考える
上記でも伝えたように、自分の年齢や健康状態、また家庭の状況等によって、選択する働き方も職場も変わってきます。
ブランクのある人が再就職を検討する際には、まずは日勤のみの職場を選んだり、パート勤務などの働き方で、看護師の仕事に復帰する方法もあります。パート勤務であれば、自分の希望に合う無理のない時間帯で働くことができるとともに、常勤職員に比べ負担も少ないです。そしてある程度職場に慣れてから、常勤に変わることも可能です。
また、病院のような医療行為が少なく、夜勤もない介護施設やデイサービスなどを再就職先として選ぶのもおすすめです。実際に、介護施設やデイサービスなどでは、ブランクのある看護師さんがたくさん働いています。是非、自分のライフスタイルに合う職場や働き方を探してみましょう。
まとめ
看護師になるために必死で勉強し、経験やスキルを積んできた看護師の仕事・・・それでも、ある期間ブランクを置いてしまうと、一歩踏み出すことは、本当に勇気がいることと言われています。しかし離職して改めて、看護師と言う仕事にやりがいを感じたという人も多いのではないでしょうか。
実際に、看護師という仕事の厳しさに耐えきれず離職した人や結婚や出産を離職した人達が、ブランクを経て看護師として再就職している例は少なくありません。たとえブランクの期間が長くても、自分自身に合った無理のない働き方で、看護師として再就職をすることがことができたら良いですね。