夜勤がつらすぎて看護師を辞めたい人が考える5つの回避策
「あー、今日もこれから夜勤だ!」と憂鬱な思いで、今このブログを読んでいる人もいるのではないかと思います。看護師の仕事は精神的にも肉体的にも大変ハードな職業と言われていますが、特に夜勤のつらさを訴える人が多いのではないでしょうか。実際、夜働くということが心身に与えるさまざまな影響も報告されています。
今回は、夜勤がつらすぎて看護師を辞めたいと思っているあなたと一緒に、どうしたら少しでも負担の無い夜勤ライフを送ることができるかを考えてみたいと思います。
夜勤が何故つらいのか?
実は私自身も、30代に入った頃から、少しずつ夜勤がつらいと感じるようになりました。20代の頃には夜勤明けに、同僚と一緒にお茶をしたり買い物をして帰れていたはずなのに・・・今は家に帰ると、そのまま倒れこむ日々が続いています。
何故夜勤はこんなにもつらいものなのでしょうか。何か良い回避策はないものかを、夜勤がつらいと感じる要因とともに考えてみたいと思います。
1:身体がつらい!
看護師という仕事上、多くの職場では夜勤は避けては通れません。「少しずつ身体が慣れてくるよ」と言う人もいますが、中にはどうしても慣れることができない人もいますよね。
夜勤明けに、休憩室で他の職員とそのまましゃべりこんでしまったり、街をふらついてみたりすることもあると思います。もちろんそれが唯一の気分転換であると言うのであれば、それでも良いとは思いますが、できることなら、なるべく早く家に帰り、ゆっくり身体を休めることをお勧めします。
また可能であれば、少し疲れたなと感じた時には休暇を取るなどして、とにかく一度日常の仕事から離れることも大切です。
2:生活リズムが狂う!
夜勤があること自体、生活のリズムが乱れ、昼夜逆転の生活に体調を崩す看護師もいます。 夜勤にも2交代制、3交代制とその職場により違いがあり、2交代制の場合などでは、休憩を含めて16時間以上の長時間勤務となります。
夜勤明けは、まず2~3時間程度寝たら、その後は起きてゆっくりと過ごし、夜は早めに寝るのがと良いと言われています。そのまま夕方や夜まで寝てしまうと、生活リズムが狂ったまま、また夜が眠れなくなってしまうという悪循環が続きます。
3:夜勤メンバーとの相性!
看護師の夜勤でつらいのは、日勤より人数の少ない中で、嫌いな人と何時間も一緒に仕事をしなければいけないことです。決められたシフトのため、嫌いな人との夜勤を避けることもできませんよね。
夜間の看護師の仕事は、基本自分がやることさえしっかりやってしまえば、緊急時以外は、相手とずっと関わっている必要はありません。業務上必要なことだけはしっかり伝えますが、あとは少し距離を置き、あえてトラブルの元になるようなことを避けるようにしましょう。
4:責任が重い!
日中と比較すると、夜間は医師や看護師の数も少なく、患者さんの状態にも変化を生じやすい時間帯とも言われています。頼れる人が少ない夜勤の業務は責任も重いし、何か急変が起きることを考えると、常に緊張感があるという人も少なくありません。
しかし、緊張感を持って仕事をすることは、それ自体が貴重な経験であり、大変な分看護師としての自信にもつながります。自分のやりがいにもつながるという意味では、プラスになっていると前向きに考えましょう。
5:それでも夜勤がつらい時には
色々と対応策を考えてみましたが、なかなか根本的な解決にはつながらない現状がありますよね。つらい夜勤を無理に続けていては、心身ともに壊れてしまうこともあります。
もし、どうしても今の働き方が厳しいと感じているようであれば、夜勤業務のある職場を辞めることも、一つの選択肢になると思います。
実際に、夜勤がない日勤だけの仕事へ変わり、元気に働いている人も少なくありません。自分のライフスタイルや体力的に見合う職場や働き方について、一度ゆっくり考えてみることも検討してみましょう。
まとめ
せっかく頑張って取得した看護師の資格ですが、中には夜勤をすることで、すでに看護師の仕事に限界を感じている人もいることでしょう。厳しい夜勤業務の中で、身体や心を壊してしまっては元も子もありません。
夜勤ができなければ看護師の仕事ができないという訳ではなく、看護師の仕事にも色々な職場があります。まずは何よりも自分自身が、楽しく元気に仕事ができることが一番大切なことですね!